関東地区 総評



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2006 ジオランダー・ダーチトャレンジ関東大会


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COMMENT
梅雨まっただ中の6月25日(日)、ダートチャレンジ関東大会が本栖ハイランドにて行われました。
今回はマウンテンクルーズ内で開催しました。
このマウンテンクルーズとは、東京、埼玉、神奈川の老舗4駆専門店が集まって開催されている
合同走行会のことで、
広大な本栖ハイランドを自由に走れるとあって、毎回4駆オーナーが集まります。

その本栖ハイランドの大広場にコースを設定。
パイロンを置いたカーブ重視のテクニカルコースではなく、
クルマのスピードを維持しつつもクルマをコントロールするという、
まさに基本中の基本を体感できるコースとなっています。
ポイントはズバリ「荷重移動」。
今年のダートチャレンジは競技重視ではなく、基礎力を付ける練習会の要素が大きいのですが、
それは基礎力もないのに、いきなり走ってもしっかりとした実力が付かないため。
今回のコースは、Team GEOLANDARのプロドライバー塙選手が監修したもので、
前日のコースメイクでは、それこそ何度も試走し、パイロンの位置を微妙に変えていたほど。
まさに、ダート走行の楽しさ、面白さ、そして難しさを感じ取ってもらえるよう準備していました。

さて、コース内容を簡単に説明すると、
スタートしてスピードが乗り始めてきたら大きな左180度コーナー。
クランクからバックストレートのあとは、再び大きな左コーナー。
そしてスラロームのあと、ホームストレートに戻るという内容。
簡単なコースのように思いますが、本栖ハイランド特有の微妙なギャップがあったり、
逆バンクがあったりと、単にアクセルを踏むだけでは速く走れない設定。
そのためには荷重移動が必要で、
まずは、その基礎を頭にたたき込みましょう。

開会式のあと、まず「安全に速く走るためのコツ」を塙選手からレクチャー。
クルマの基本的な挙動と特性、タイヤ性能の上手な使い方などを中心に30分ほどの講習でしたが、
これを聞いて走るのと、聞かないで走るのでは大違い。

そのあとには、塙選手ドライビングによる市販車のハイラックスサーフを使って
参加者同乗により体感。
これで感覚として覚えることができます。

そして、自分の愛車で走ってみて、実際コントロールしてみる。
1回や2回だけではなく、
また1周だけではなく2周走るのも、実はポイントで、
1周目で感覚を掴み初めて2周目で実践できる工夫がしてあります。

お昼休みを挟んで、午後からは3本のタイム計測を行いました。
ストップウォッチでの、あくまでも参考として計測したタイムですが、
1回目より2回目、2回目より3回目の方が確実にタイムが速くなり、
端から見ても、上手になっていっているのが分かるほど。
「勝った、負けた〜」「さっきより速くなった〜」と一喜一憂の声も聞こえていましたが、
光電管ではなくストップウォッチなので、そこは微妙だったり…。
でも、楽しく走るのが一番!
これこそがモータースポーツの第一歩です。

そして終了後は、塙選手によるレースマシン・ランドクルーザー100の同乗試乗。
塙選手が走行中も解説してくれるので、最後のまとめとなったことでしょう。
また、次回機会があれば、あれだけ走ったあとのタイヤを見て下さい。
走行性能の高さはクルマだけではなく、タイヤも大きな役割であることを感じ取ってもらえると思います。

さて、どのようにすれば荷重移動ができるようになるのでしょうか?
それは「ブレーキをガツンと踏んで…」といった文章説明より、
実践の方が分かりでしょ?
今後も、各地の主催者がいろいろな工夫をしたダートチャレンジが開催されます。
プロドライバー塙選手も参加予定です。
参加した方は分かるでしょうが、塙選手はいろいろな質問にも丁寧に答えてくれます。
興味をお持ちの方、上手になりたい方、一度参加してみては如何でしょうか?
林道を飛ばしたって、格好良くはないですよ。

記入日時 2006/07/03/22:47:58

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