【総 評】 九州DV第2戦「タニグチカップ」が、真夏日の遊パークにて行われた。 それは、猛暑の中の波乱の満ちた熱い戦いであった。 セクションの途中で落雷により1時間30分ほどの中断になり 競技が終了したのは18時を過ぎてしまい、波乱に拍車をかけることとなった。
第1セクションは、ロックがある沢の登りにAポイント、ロックのヒルダウンに Bポイント、深いモーグルの壁にCポイントと置かれたセクションであった。 ここでは、オーバー71クラスでゼッケン1を引き当てた第1戦優勝チーム「LCCO3坊主」がいきなりのタイムオーバー失格。 そして、第1戦同ポイント2位の「泥研」もポールタッチ失格 第3位「FLCC」ポールタッチ失格と 第1戦上位5チームが失格と言う波乱の幕開けであった。 そんな第1セクションを、オーバー71クラスで「SLCC☆Daddy’s」とアンダー71クラスで「おけら隊Kudo−jworks」が フルポイント47の素晴らしい走りを見せた。
第2セクションは、林間のモーグルコースを使って行った。 ここで、落雷と雨で中断を余儀なくされたが選手達のモチベーションが下がることはなかった。 ここのセクションは、Aポイントをいかに取るか作戦が重要であった。 アンダー71クラスでは、厳しくて全てのマーカーポイントを獲得したチームは無かった。 オーバー71クラスでも、わずかに「HARMITジャイアントクラッシュ」だけであった。
第3セクションは、第1セクションの逆走であった。 そして、オーバー71クラスでまさかの結末が待っていた。 二つのセクションが終わった時点で断然優位であった「SLCC☆Daddy’s」「HARMITジャイアントクラッシュ」の2チームがまさかのポールタッチ失格。 どちらかが駆け抜ければ優勝と思われたが、どちらも果敢に攻めてでの結果となった。 そして第2戦は、アンダー71クラスは同門対決を制した「おけら隊Kudo−jworks」が、 全てのセクションで安定した走りを見せて第1戦に続いての優勝。 オーバー71クラスは、第1セクションでフロントプロペラシャフトを折ってしまい 2駆になったランクル60をチームワークで完走に導き、唯一全てのセクションを完走した 「LCCO草食系?」が感動の優勝を勝ち取った。
ジャパンファイナルの切符を手にするのはどのチームか!? アンダー71クラスは、「おけら隊Kudo−jworks」が頭一つ抜け出しジャパンファイナルに王手をかけた。 オーバー71クラスは、1位から4位までが11ポイントの中にひしめく大混戦。 なにより、全てのセクションを完走することが難しい九州DV最終戦での大逆転というドラマが待っているに違いない。
真夏日の中頑張っていただいたオフィシャルのみなさんと遅くまで応援していただいたギャラリーのみなさんに感謝を申し上げます。 ありがとうございました。 最終戦も宜しくお願いします。
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