【総 評】 |
トライアングル2015シリーズ東日本ディビジョン第1戦「JAOSカップ」が、 4月19日(日)東北は仙台「スポーツランドSUGO」にて開催された。
今シーズンからのレギュレーション改訂により復活したディビジョン制。その第1戦は非常に重要な大会となる。 特に東北のチームは、ジャパンファイナルへの出場切符を獲得するチャンスが大きく増えることとなった。 多くのトライアングラーたちがエントリーし、素晴らしい熱い走りで大会を盛り上げてくれることに期待したい。
今大会はオーバー7300が17チーム、アンダー7300クラスが12チームの計29チームがエントリー。
天候は晴れ。時折、突風が吹くものの、春の穏やかな陽気の中で行われた。 午後からは、雲行きが若干怪しくなったが、何とか雨も持ちこたえ、過ごしやすい1日であった。 路面はドライ。日陰部分でマッディーな場所も数箇所あったが、比較的グリップしやすいコンディション。
コースは、3つのセクションを設定した。 1セクは本部前のモトクロスのコース、2セクは奥の通称コンテナエリア、3セクは奥の林間エリアに設定し、 昨年と同様のエリアに3つのセクションを配置した。
1セク「本部前モトクロスコースエリア」。 スタートから50mほど先の左手斜面を駆け上がった中腹にAポイントを設置。ここは、ポールが非常に見えにくい。 Bポイントは、新たに追加されたコース中央の小山に設置。その手前にモーグルを開拓し、中間チェックポイントを設定。 そしてCポイントは、深いクレパス部分に設置した。Cポイントは3方向からのアプローチが可能であり、 ポール、コーステープ際に設置し、厳しい設定となったが、多くのチームがフルポイントでゴールした。
2セク「通称コンテナエリア」。 これまでは、コンテナ付近にコンパクトなコースメイクを行っていたが、今回は大きく大胆にモトクロスコースまで使用した。 ただし、コース内をテープで仕切ったため、広さの割に非常に狭く感じるコースとした。 スタート直後のヒルクライムにAポイントを設置。開始直後は比較的スムーズに取れていたが、出走も中盤を越える辺りから、 下の泥沼の土が上がったことにより、スリップして取れないチームもあった。 そしてゴール付近の斜面にCポイントを設置した。テープで仕切り、アプローチラインによっては、ポールタッチを誘う設定とした。 多くのチームはフルポイントでゴールする中、Cポイントのポールタッチにより、失格するチームもみられた。 Bポイントと中間チェックポイントは、モトクロスコース内を広く使い、設置した。
3セク「林間エリア」。 日陰部分があり、マッディーな場所も数箇所あった。 スタート直後モーグルエリアにAポイントを設定。取ったあと、なかなかマッディーなモーグルから抜け出せないチームがあった。 時間をかけてフルポイントを取るチーム、またリスクを犯さず、比較的簡単に取れるポイントを取りゴールするチームと、 チームごとの作戦マネジメントに差が出るレース展開となった。
さて、結果のほうだが、アンダー7300クラスは 「G・H・O・RACING」が112ポイントを獲得して3位に。そして「Strada 達磨 by ジオランダー」が126ポイントで2位に そして1セク47ポイント、2セク42ポイント、3セク42ポイントで合計131ポイントを獲得して「OFF COURSE ジオランダー」が 頭一つ抜け見事初戦を制した。
つづいて、オーバー7300クラスでは 「伊藤板金〜黒船来航の巻〜」が4位「teamワイモンKRBジオランダー」と104ポイントで同ポイントであったが ホイールベース差で3位表彰台へ。 ベテランチーム「ジオランダー下野四駆会「左組」」が合計105ポイントで2位となり 「ワックワックさせるよ〜LJジオランダー」が2位との差が1ポイントという僅差を制し勝利した。
1位から6位まで僅か4ポイント差という大接戦であり、東北チームの熱い魂を魅せてもらったレース展開であったと思う。 また、富士山の麓でツアーシリーズの大会にも遠征し、気迫の籠った走りを魅せてもらいたい。 若干クルマにダメージがあったチームもあったが、大きなトラブルもなく、3セクションを無事に終了することができた。
コースメイクについては、BBS等で様々なご意見を頂いていたが、 コースマネジメントの改良や、一部を新たに開拓しアレンジしてみたが、いかがだっただろうか?
また、タイ・トライアングルツアーの開催について、円安の進行で非常に厳しい状況である中、 カンパ金の呼び掛けに際し、多くの方々にご賛同ご協力頂きましたことに、厚く御礼申し上げます。
さて次戦は、ツアーシリーズ第1戦山梨県「富士が嶺オフロード」にて、5月16日(日)に開催する予定である。 ジャパンファイナル常連チームも多く参戦してくると予想され、熱い走りに大いに盛り上がりそうだ。
リザルトはこちら! http://www.geolandar.jp/try-angle/result/sh_data/16_65_2.pdf
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